後出しジャンケン
以前の職場で、休む相手を責めた。
「その分私に仕事の負担がくる」
「代わりに休日出勤する」
そしたら、本当に自分が体調悪い時に、今まで人を責めた言葉が自分に戻ってきた。でも、どうしても出勤が無理で連絡を入れたら、そのあと生理痛が良くなって出勤できた。
そのあとは、私はひどい生理痛でも出勤した武勇伝を手に、更に休む人を責めた。
先日師匠に、その時に人を責めたことを「本当に悪いと思ったでしょ?」と言われ、ピンとこなかった。
だって、仕事は休まないのが当たり前。
調子悪いのは、自己管理悪いから。悪いのは休む人でしょ!
そして自分には、管理を怠ったら責めた相手に顔向けできないから、自分は無理はしないで「とにかく休まないんだぞ!」と自分を脅す。仕事中心。家事は無理してやらなくていい言い訳にも使って。
『私は正しい』から!
コンビニのバイトでは、揚げ物を揚げるボタンを何度も確認し、先輩が間違えた時には指摘した。
「本当にその確認は必要か?」
↓
「だって、間違う人を責めてきたから、自分が間違う訳にはいかないから」
『それはなんのため❓』
↓
『間違わないため。人に責められないため』
って、目的が目の前の狭いことで、結果は何を求めてる❓
↓
何も求めてない。その場しのぎ。
自分を信用していなくて、仕事が遅いと責めて、脅かさないとちゃんとできない、甘くしたらダメ人間になる、、、そうしたら人に恥ずかしくなく生きていけると。
怠慢やら、傲慢やら、無知が混ざって、失敗や軌道修正を認めず成長を止めていた。できない、弱い、ダメな自分を隠したくて仕方なかった。
明日が来るのがイヤだった。
自分で褒めてやれなかったから。
生きていても、叱咤激励が続き、今の自分が過去の自分を後出しジャンケンのように批判していたから。
今更ギアチェンジも❌って法を決めたから。
シニアになっても働き続けるのは、恥ずかしい、かっこ悪いと思った
それまでにお金を貯めて、ゆっくりできるのが理想と。そうでない人がアクセク働いてると。
お金のために、働く、倹約するのは恥ずかしい。そうしなくてもいいように、お金を持ちたい。
そのために今はがっちり稼がなきゃと。何が起こるかわからないから、病気の保険、学資保険、積み立て、、と。
生涯元気で働けるなら、そんなに備えは必要ないのでは?
ナースとして病院で病気の人ばかり見てきたから、自分より弱い人のところなら自分が強くいられるから、本当は世話して欲しくてたまらないのを隠して、ナースとして働く自分を褒めて欲しくて、働き続けた。
ナースとしての自分、
主婦としての自分、
母としての自分に対して、
今→過去をバカにしていた。
自分で自分を褒めてやれなかった。
誰かに褒めてもらえるように、可哀想、青白い自分でいた。
本当はすごく健康体な自分なのに。
後出しジャンケンのように、今→過去を比較するのはやめだ!
「その時はその時の精一杯頑張ってきたはずだから」
『よく頑張ったね(o^^o)』
学生時代も、ナース時代も、主婦&子育て時代も、その時の精一杯頑張ってきたね❣️まだまだ褒めが足りないです。ずっと知らんぷりしてきたから。自分を信じて生きたいです❣️