「何かを手放す」とは

フラクタル心理学を学び、「何かを手に入れるには、何かを手放す」という言葉が耳に残った。

 

最近やっと、ナース時代の欲張りな自分に気がついた。

○結婚、妊娠して退職するスタッフ

「せっかくリーダーになったのにキャリアを止めてもったいない」

○三人の子育てをしながら働くスタッフ

「母が忙しくて子どもと一緒に居られるなくて可哀想」

○役職のスタッフ

「結婚して子どもを作る余裕もないくらい大変なんだ」

 

、、とか、たーくさん妄想した。

自分は、在職中は仕事を続けて経験を積むことを選んだ。子どもを産み育てることを選ばなかっただけ。上司としての責任も、子育ても、選ばなかっただけ。それなのに、「あれもこれもいい」と欲張り、自分はそれを手に入れようとせずに、それを持ってる人を批判してきた。だから、それを選んだら批判されると思った。自分がそのフィルターを持って周りを見ていたから。

 

6年前に夫が転勤になり、私は退職することになった。自分の理由ではなく、どうしようもない理由で退職することを私が望んだから現実化した。それなら、部長に引き留められることもなく、「人のせい(被害者意識)」で退職できる。別の道を選んだ後も、夫のせいにできるからだ。

 

『悲劇のヒロイン』になりたくて仕方なかった。私が人から注目してもらうための手段がそうだったから。それなら、自分の努力を怠けて、人に助けてもらえるから。でも、相手次第で顔色を伺って生きるのはしんどい。自分のことを何もかにも卑下し続けるのもしんどい。人を批判しまくってるから自分は変化(成長)を選ばずにいられて楽だけど、うまくいかない時に別の選択肢を選びたいけど「自分が批判してきた矢」が突き刺さって現実維持。

 

最近、批判してきた方々を思い出す度に「ごめんなさい」とイメージで土下座している。「ありがとうございます」もだ。

 

主婦の大変さも、徐々にわかってきた。

私は溜めてきたホコリもあるから、より忙しい。本気でやると、座ってるヒマがない。徐々に効率よくできるようになってきたから、嬉しいし、取り掛かるのに腰が軽くなった。

 

変化は成長❣️

 

ずっと避けてきた変化。

ずっと批判してきた変化。

 

師匠から「決める→行動する」が基本❣️と教えてもらった。

 

家事と育児に方向転換した私。

仕事も家事も両立している人は、それを選んで、何かを手放しているから。

皆同じ24時間の中で、どれに、どれだけ時間をかけて過ごすかを取捨選択しているだけ。

 

自分で決めていい。

大人の責任をもって。

自分で決めて、自分で責任取る。

自己完結❣️

 

大人の豊かさはここから始まるらしい。

私は41歳。子ども心を減らして、大人心で人生の舵をとって生きるために❣️

 

『一つに決めなさい❣️』